Bootstrapのグリッドの違いと移行を完全解説!初心者でもわかる.col-*・gutter・gapの扱い
生徒
「先生、Bootstrapのグリッドシステムを使っているんですが、バージョン4と5で少し違いがあって戸惑っています。.col-*の書き方や余白の扱いが変わったって聞いたんですが、本当ですか?」
先生
「はい、その通りです。Bootstrap5ではグリッドの仕組みがよりシンプルになり、gutterやgapといった余白の管理も新しい方法に変わっています。」
生徒
「余白の管理が変わると、レイアウトに影響がありそうですね。どうやって移行すればいいんでしょうか?」
先生
「心配いりませんよ。違いを理解すればスムーズに移行できます。一緒に.col-*やgutter・gapの扱い方を学んでいきましょう!」
1. Bootstrapのグリッドシステムとは?
Bootstrapのグリッドシステムとは、Webページを見やすく分割するための仕組みです。ページを「12分割」にして、その中に要素を配置するルールを決めることで、パソコンやスマートフォンなど画面サイズに合わせてレイアウトを自動調整してくれます。
例えば、新聞を縦に区切って記事を配置するイメージです。Bootstrapを使えば、この「区切り」を簡単に指定できます。
2. .col-*の仕様の違い
Bootstrap4では、スマホ用・タブレット用・パソコン用といった形で.col-sm-*、.col-md-*、.col-lg-*を使い分けていました。Bootstrap5では基本的な仕組みは同じですが、よりシンプルになり、.colを指定するだけでも自動的に幅を調整してくれます。
<!-- Bootstrap4の例 -->
<div class="row">
<div class="col-sm-6">左</div>
<div class="col-sm-6">右</div>
</div>
<!-- Bootstrap5の例 -->
<div class="row">
<div class="col">左</div>
<div class="col">右</div>
</div>
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このように、Bootstrap5では自動調整が強化され、初心者でも直感的にレイアウトを作れるようになりました。
3. gutterの扱いの違い
gutter(ガター)とは、カラム(列)とカラムの間にできる余白のことです。Bootstrap4までは、行(row)にマイナスマージンを設定し、カラムにパディングを付けて余白を作っていました。
Bootstrap5では、この仕組みが改善され、余白を管理するためにg-*というユーティリティクラスが導入されました。
<!-- Bootstrap4の例 -->
<div class="row">
<div class="col-6">左</div>
<div class="col-6">右</div>
</div>
<!-- Bootstrap5の例 -->
<div class="row g-3">
<div class="col-6">左</div>
<div class="col-6">右</div>
</div>
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このように、Bootstrap5では数字を変えるだけで余白の大きさを自由に調整できます。例えばg-1は小さな余白、g-5は大きな余白になります。
4. gapの導入
Bootstrap5では新たに「gap」という仕組みが取り入れられました。これはCSSのFlexboxやGridで使えるプロパティで、要素の間隔をシンプルに指定できます。gutterと同じ役割を果たしますが、より直感的でモダンな方法です。
<style>
.gap-sample {
display: grid;
grid-template-columns: 1fr 1fr;
gap: 20px;
}
.gap-sample div {
background: #e3f2fd;
padding: 20px;
}
</style>
<div class="gap-sample">
<div>左</div>
<div>右</div>
</div>
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このように、gapを使えば行や列に余白を設定でき、Bootstrap5でもg-クラスと組み合わせて使われています。
5. グリッド移行のポイント
Bootstrap4から5へ移行する際のグリッドのポイントをまとめると次の通りです。
- .col-sm-*などの指定はそのまま使えるが、.colだけでも十分自動調整が効く。
- gutterは
g-*クラスで統一的に管理できるようになった。 - gapプロパティが導入され、CSS標準と同じ感覚で余白を扱える。
- 移行の際は、余白の崩れがないかブラウザで逐一確認するのが大切。
こうした違いを理解しておけば、Bootstrap4から5への移行はスムーズに行えます。特に余白の管理は見た目の印象を大きく左右するため、慎重に確認すると良いでしょう。
まとめ
ここまでBootstrapのグリッドシステムにおける.col指定の違いやgutterの扱い、さらにBootstrap5から導入されたgapの役割について学んできました。振り返ってみると、Bootstrap4とBootstrap5ではグリッドの基本構造は引き継がれていますが、より柔軟で直感的に扱えるように改善された点が非常に多くあります。特に.colの自動調整機能は初心者でも扱いやすく、複雑な指定をしなくても画面幅に応じて自然なレイアウトを形成することができるため、学習初期の段階から大きな助けになります。さらに、Bootstrap5ではgutterをgクラスで統一管理できるようになったことで、これまでカラムにpaddingを設定して調整していた余白が数字ひとつで設定できるようになり、より効率的で理解しやすい方法へと進化しました。こうした改善は、見た目の統一性やメンテナンス性の向上につながり、作業時間だけでなくミスの削減にも大きく寄与します。
gapの導入も重要なポイントです。gapはCSSのFlexboxやGridでよく使われるプロパティであり、要素同士の余白を直感的に指定できる便利な仕組みです。Bootstrap5がgapを取り入れることで、標準的なCSSの考え方と統一され、学習の一貫性が高まったといえます。Bootstrap4ではgutterとしてrowとcolの関係で定義されていた余白が、Bootstrap5ではgapとgの二つの選択肢となり、場面に応じた柔軟な余白設定が可能になりました。これにより、レイアウト崩れを調整するために複雑なCSSを追加する必要が大幅に減り、設計の自由度が広がります。また、gapは行方向と列方向の両方に適用できるため、細かな余白調整が必要な場面でも簡潔に書けるようになります。
一方で、Bootstrap4からBootstrap5へ移行する際には注意点もあります。colの扱いが変わったことで自動調整が強化され、従来のように細かく幅指定をしていたコードが不要になるケースがあります。また、gutterの仕組みが変わったため、以前のrowのマイナスマージンに依存した設計が残っている場合は、見た目が崩れる可能性があります。そのため、移行時にはブラウザでの確認を繰り返しながら、gクラスやgapを適切に使い分けて調整することが大切です。Bootstrap4で書かれたコードをそのままBootstrap5に置き換えると、意図しない余白の変化が発生することがあるため、余白の構造を一度理解してから移行を進めると安心です。
ここでは、Bootstrap5を使った実践的なグリッド例を掲載し、実際に.colとgutterとgapがどのように動作するのかを確認できるようにしています。今回の記事の内容を踏まえて書かれたサンプルなので、グリッドの理解を深めたい初心者にも役立ち、移行作業の実践イメージをつかみやすい構成になっています。
Bootstrap5でのグリッド例とgutter・gapの組み合わせ
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Bootstrap5グリッドサンプル</title>
<link href="https://cdn.jsdelivr.net/npm/bootstrap@5.3.3/dist/css/bootstrap.min.css" rel="stylesheet">
<style>
.grid-box {
border: 2px solid #0d6efd;
background-color: #f8f9fa;
padding: 20px;
}
.grid-item {
background: #e3f2fd;
padding: 15px;
border-radius: 6px;
text-align: center;
font-weight: bold;
}
</style>
</head>
<body class="p-4">
<div class="grid-box">
<div class="row g-3">
<div class="col-6">
<div class="grid-item">左カラム</div>
</div>
<div class="col-6">
<div class="grid-item">右カラム</div>
</div>
</div>
<div class="row mt-4" style="display:grid; grid-template-columns:1fr 1fr; gap:20px;">
<div class="grid-item">gap左</div>
<div class="grid-item">gap右</div>
</div>
</div>
</body>
</html>
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このサンプルから分かるように、Bootstrap5ではcolを最小限の指定だけで扱え、g-3のようなgutter指定も直感的で覚えやすくなっています。また、gapによる余白調整を組み合わせることで、これまで以上に自由なレイアウトが可能となり、複雑なデザインでも柔軟に対応できます。特に初心者にとっては、colを多用する場面で考える要素が減るため、レイアウトの基本形を作る負担が大きく軽減される点が大きな魅力です。さらに、gutterとgapの二軸で余白を管理できるため、配置の制御が明確になり、視覚的に整ったレイアウトを実現しやすくなります。
今回の学習内容を振り返ると、Bootstrap4とBootstrap5では似ている部分もありますが、Bootstrap5のほうがより現代的で柔軟な設計になっており、学ぶ価値がとても高いことが分かります。特にグリッドと余白管理の理解はWeb制作の基盤であり、これをしっかり理解しておくことで、複雑なデザインにも対応できるようになります。移行を検討している初心者や、グリッド設計を学び直したい人にとって、今回のまとめは大きな助けとなるでしょう。自分のプロジェクトにBootstrap5を採用する際にも、今回の知識を活かすことで安定したレイアウトが作れるようになります。
生徒:きょうのまとめでBootstrap5のgutterやgapの違いがよく分かりました。特に.colの自動調整はすごく便利ですね。
先生:そうですね。余白の扱いが整理されたことで、初心者でもより簡単にレイアウトを整えられるようになりました。
生徒:gapがgridでもflexでも使えるのはとても助かります。デザインの幅が広がりそうです。
先生:その通りです。Bootstrap5はモダンなCSSの考え方と近いので、学んでおくと他の技術にも応用できますよ。
生徒:これならBootstrap4から5への移行も怖くありません。実際のプロジェクトでも試してみます!
先生:ぜひ実践してみてください。理解が深まるほどBootstrapの便利さが実感できますよ。